笑の大学
(2004年公開)
監督 : 星護
主演 : 役所広司・稲垣吾郎
63年前の今月、広島に原爆が落とされた。毎年、蝉の鳴き声が聞こえるこの時期になると、戦争にまつわるテレビ番組がたくさん放送されるせいか、普段は考えることのない戦時中の日本のイメージがふと頭に浮かんでくることがある。戦争を知らないボクにとってのそれは、幼い頃に見た24時間テレビの恐ろしい戦争ドラマだったり、小学校の図書室にあった『はだしのゲン』のグロテスクなイラストだったり、アニメ『はいからさんが通る』で戦争に翻弄されたヒロインの姿だったりする。感受性の強い(?)子どもだったボクの戦争に対する恐怖心は尋常じゃなく、「ある日目覚めると戦争が始まっていた」なんていう夢をしょっちゅうみてはうなされていたものだ。現代社会には無差別殺人とか温暖化とか、他にも色んな恐怖があるけど、人に人間性を失わせる『戦争』というものが今でもすごく怖い。−この映画は、そんな戦争の暗い影が忍び寄る時代に、官僚主義丸出しの検閲官とコメディ脚本家の間に奇妙な友情が芽生えるというお話。ちょっと切なくて感動的なラストに、平和っていいなとしみじみ。
シネマサト
三谷幸喜って本当にすごいね。でも個人的にはこの作品の稲垣くんはイマひとつだった…。他に誰が良かったかと言われると特に思いつかないんだけど。
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